修理箇所は、電池からモーターへつながる金属板とギヤ割れ3箇所。
今回は初めて、車軸ギヤの交換も実施。
不動品として購入した新幹線。
東北上越新幹線とは屋根の色が違うので、たぶん200H系編成のものかな。
同じ車両で、似たようなものがあると特定するのが難しくてとても困る。
不動の原因
電池を入れても全く反応がなく、分解を始めたところで原因はすぐわかった。
モーターBOXから出ている金具が、全く電池のマイナスから来ている金具に触れていない。
交換しようにも、モーターBOXから出ているので分解が必要。
しかし、残念ながらこれはボンドで止められているタイプだった。
モーターBOXのカバーを破損
止められているところを頑張って取ろうとした結果、見事に失敗しカバー部分が割れてしまった。
指を切らなかっただけまだましかな。
部分的に残り、これを取るのにかなり手間がかかった。
失敗のリスクは付きものだと再確認。
原因部分の確認
ギヤBOXを開き中をのぞくとそのまま閉じたくなるような汚れ具合。
髪の毛やらほこりやら色々と。
中身を取り出し、問題の部分を確認。
写真 左:付いていたもの 右:交換予定部品
あきらかに長さの違いがわかる。
ギヤ2箇所の割れ
モーターのギヤのほかに、このギヤにも割れがあった。
モーターのギヤ割れは仕方がないとして、右側のギヤは割れていて欲しくない。
モーターギヤ:ピニオンギヤ-8歯-内径1.9
在庫があったので交換する事に。
中が見えるわけではないので、色が違っても問題はない。
スムーズに走って、静かであるほうが重要。
他のギヤの汚れも落として、BOXに戻していく。
車軸ギヤの割れ
半田ごてを暖めているとき、ここのギヤが割れていることに気が付いていた。
ここのギヤの交換も必要。
取った拍子なのか、ユルユルだったのか、ずいぶんと下の方にずれていた。
車軸の取り外し
車軸両側にタオルを巻いて、グリグリと回しながら引っ張ると簡単に抜けた。
車軸の太さはノギスが正確であれば2.4
ノギスの仕様の誤差は、±0.1。
内径1.9を試しに入れようとしたけど、さすがにきつかった。
これも、在庫としてあったギヤを素直に使用。
交換前
交換後
車軸ギヤの場所は、車軸にギザギザが付いているのですぐわかると思う。
あまり離れすぎてしまうと、モーターBOXのギヤとかみ合わなくなる可能性があるの注意。
以上で、部品交換、接触不良の修理は完了。
部品の忘れ物
試運転を行い動作する事も確認。
そして、戻し忘れの部品も確認。
部品を戻すときは十分忘れ物がないか1つずつチェックが必要。
閉じては開いて、開いては閉じていると疲れてくる。
いつもの作業
後はいつも通りの清掃作業と連結部品の交換。
車体に少しだけ紫のラインが付いている。
電解水で拭いても取れなかったので、魔法の洗剤で軽くこすって取り除き。
After