リサイクルショップで見つけたディズニーのモノレール。
値段も安く、即購入した不動品。
不動品でも、直せば動きます。
原因不明の不動
電池を入れてみると、モータは動き車輪も回っている。
レイアウトを組立て、レールの上にモノレールを乗せてみると全く前進しない。
モーターの動作音はしているので、電池が抜けたとかスイッチがOFFではない。
レールにきちんと乗せているし、タイヤが空転している訳でもない。
試しに、車体をひっくり返しレールを乗せてみると、レールは前から後ろ側に進んでいく。
さっぱりこの、モノレールの不動の原因がわからない。
モノレールの場合、壊れても交換部品が無く修理受付は難しいらしい。
それと同時に見つけたのが、【ギヤ割れしていて前に進まない】という内容。
確かに、何かに引っかかるような音がしている。
配線だらけの床下
正確に言うと天井部分、でもひっくり返してるから床下部分。
どっちでもいいや。
写真:左音声関係、右動力関係
修理受付が難しいなら、ダメでもやるしかない。
モノレールの分解なんてもちろん初めてだけど。
車両全ての床下を取ってみると、配線がいろいろある。
音声系統・動力系統で色分けされていて、見えないところにつながっていく線もある。
取れるとめんどくさそうなので、線にはあまり触れないようにネジを取っていく。
ネジのサイズは様々で、プラレールでは使っていない小さなネジがある。
数は多くて似たようなものが多いので、車体と同じようにネジも並べておくといいかも。
写真の右側、ゴムタイヤの上にあるギヤが割れているのが目視でわかった。
普通のプラレールであれば、車軸・モーター等のギヤが割れていてもうるさいけど動く。
全く予想していない事だったのでこれには驚いた。
モーターBOXの取り外し
モーターBOXを車体から取り出すと、モーターによくわからない部品が付いている。
なんの為に付いているのかはさっぱりわからないけど、これがあるおかげで開けられない。
よくわからないものは、極力触りたくない。
考えた末、モーターとは逆の左側半分のカバーを持ち上げて隙間を作る事に。
隙間は軸がBOXの溝からなんとか取れる程度しかないので、ピンセットは必須。
必要以上に持ち上げてしまうと破損の可能性があるので注意。
モーターBOXは、ネジのほかツメでも固定されているので、開けるときには折らないように注意が必要。
ギヤは10歯
10歯のギヤはなかなか見つからない。
8歯のギヤは店頭販売されているが、10歯は見たことがない。
前に修理したトミカのカーキャリアが10歯であることを思い出し破損ギヤと交換。
内径もちょうど合い、うまく交換することができた。
ちなみに、10歯は全部で3箇所で使っている。
そのうちの1個が、他の2箇所よりほんの少し大きめだった。
余計なハンダ作業
無事に交換が終わり、油断したところでモーターにつながっている線を引っ掛けて取ってしまった。
最初は気をつけていたけど、余計な作業が増えた。
線は短く癖が付いていて、とてもやりにくい。
とてもじゃないけど、子ヤギに見せられる姿じゃない格好でなんとか完了。
ハンダ作業も終わり、それぞれのパーツを組み込んでいく。
戻し作業の注意
隙間の狭いところに線を戻していくので、パーツの間に線が入り込み断線しないように注意。
それと、線が取れてしまわないように。
取れてしまうと、余計なハンダ作業が待っています。
モーターBOXのネジは意外と忘れやすかった。
BOXは、パチンとツメで閉まり外れなくなるので、ついつい忘れてしまう。
ネジを落とさないように注意。
ネジを落とすと、高確率でモーターの取れない位置にくっつく。
再度モーターBOXを取り外さないといけないので、ドライバーは、ネジがくっつタイプのものを使う事を強く勧める。
作業終了、試運転
作業終了後、スイッチを入れると無事にレールの上を走ってくれました。
確認していなかった音声も無事に鳴ってくれるのも確認。
子ヤギのおもちゃがまた一つ増えました。
今回は、ゴムタイヤ付近のギヤは割れていて走行しなかったが、他のギヤ2つが割れていてもうるさいだけで走行に支障はなかった。
もし、モノレールのモータは動いているのに進まない。
そんな事があれば、ギヤが割れている可能性は高いかもしれない。
作業内容
・全体の掃除
・ギヤ交換-3個-10歯-内径1.9
ギヤの10歯は、ネットショップでも購入する事は出来る。
ただ、1袋は高くても70円程度だけど、送料が高い。
ホームセンターで、とりあえず聞いてみるのも一つの手だと思います。
電気工事の部品コーナーで、8・10・12歯のよく使う3個入り(75円)を見つけました。
店によって取扱いがない、取り寄せが出来るなどあるかもしれません。