現在発売されているプラレールとは、全く違うモーターBOX。
プラスチックではなく、金属の箱でしっかりと出来ている。
ジャンクセットに入っていたD51。
スイッチの場所は今と全く違う、前側に付いている。
電池を入れても全く反応せず、メーカーに修理依頼をしても残念ながら直らなかった1台。
修理に出したプラレールは古すぎて残念ながら直らなかった
車両状況
単2電池1本を使い、1スピードタイプのSL。
スイッチが前側に付いていて、ライトも光る。
モーターBOXはプラスチックではなく、金属で出来ている。
車軸にギヤは付いておらず、直接ゴムタイヤに動力を伝えて動くようになっている。
購入時の状況
モーターの不動。
スイッチ部分の錆び・ゆがみ。
ゴムタイヤの劣化も進んでいる。
ライトの存在に気が付かず、修理後に走行させて始めて付いていることに気がついた。
使用したもの
- カメラ
- 千枚通し
- ピンセット
配線されていたが、今回はハンダを使うこともなく動いてくれた。
修理工程
メーカーへ依頼した修理で直らなかった為、なかば諦めて修理に挑んだ作業。
ボディカバーを取ると見えるのは、金属で出来たモーターBOX。
モーターBOXの取り外し
ネジは使われておらず、金属の箱に付いているツメが折られて固定されている。
ツメの部分をよく見ると、修理前には無かった傷が付いていた。
修理時に確認のため、この部分を触ったと想像して、この部分を抜けるように真っ直ぐにしていった。
千枚通しなど先の尖った物を使うので、指に刺さないように注意が必要。
シロヤギは油断して、久しぶりに指に刺し、痛い思いをしながら記録を書いている。
極力平らで薄くて硬いもの(マイナスドライバーより薄いもの)を使うことをお勧めする。
モーターBOXの中身
モーターBOXの中には2本の配線があった。
赤い線は、電池のマイナス側とモーターへ。
青い線は、金属の箱とモーターへつながっていた。
使われているギヤ
使われているギヤは、プラスチックギヤ1個と金属のギヤ2個。
モーターには金属のギヤが付いていた。
動いた
モーターBOXの横から出ている金属の突起物。
分解前からとても気になっていた。
これを回すと、なかのギヤがまわるようになっていた。
動きもわかったところで、モーターの動作確認を行なったところ何事も無く動いた。
いつもの事ながら原因は全くわからずモーターが動いてしまった。
予想としては、ギヤがグリスと固まっていたが、突起物を回したことにより動くようになったのかな。
車軸の違い
無事にモーターも動いたところでゴムタイヤの交換。
よく見ると車軸にギヤが付いていない。
現行タイプは車軸にギヤが付いており、モーターからのギヤとかみ合っている。
旧型のプラレールは、予想外の方法で車輪を動かしていた。
ストップレールの上に置いたところ。
ゴムタイヤとモーターBOXから出ている突起物の間に隙間がある。
レバーをGOにすると、後ろ側が下がり、突起物とゴムタイヤの隙間が無くなる。
わかりにくい説明
スイッチを入れると、BOX内のギヤが回り、最終的にモーターBOXから出ている突起物が回るようになっている。
車体を持ち上げていると、突起物とゴムタイヤの間に隙間が出来突起物だけが空回りする。
レールの上に置くと突起物とゴムタイヤが接触し、突起物が直接ゴムタイヤを回す仕組みになっていた。
ちなみにこの前スイッチのD51は、つねにギヤがかみ合っている状態であるため、残念ながら手押しで遊ぶことは出来なさそう。
作業終了
ボディーも綺麗に拭きあげて、無事に動くようになったD51。
スイッチに錆びや歪みがあり、若干接触が悪く途中で止まることもある。
でも、ライトも付くしまだまだ現役でレールを走ることは出来そうです。