プラレールの生命線とも言える動力車のスイッチレバー。
これが折れてしまうと、スイッチを入れることはもちろん、切る事もできない。
そして予想。
スイッチレバーが折れているプラレールは、手押しでも遊ぶ事ができない。
シロヤギが思っているだけで、実は遊べるのかもしれません。
実際には、手元にあった1台しか見てませんので。
ただ、折れる原因からするときっとそうじゃないかなと思っただけです。
折れる原因
折れる原因は、動かないスイッチレバーを無理やり動かしてしまうから折れる。
たとえば、スイッチレバーがONの状態からOFFにする時とか。
電池を入れていないとき、スイッチレバーがONの状態で手押しで遊ぶ(タイヤを回す)と、ギヤがロックされて車輪が動かなくなる事がある。
気が付いてスイッチをOFFの位置に戻そうとしても、簡単には戻らない。
なんとか戻そうとして、さらに力を入れてしまうとレバーが折れてしまう。
これが折れる原因で、手押しで遊べないと予想する理由。
レバーが動かなくなったら
まずは、スイッチONの状態で手押しで遊んだりタイヤを回さない事。
でも、子供が遊んでいればどうしてもやってしまう。
もし、ギヤがかんで動かなくなってしまったら、『電池を入れて動かす。』
これで、ギヤ噛みが解消され、スイッチも切る事(OFFに移動)ができる。
ただし注意。
もともと動かなかったものは、電池を入れても動かないのでギヤ噛みは解消されない。
『直接モーターを動かせば』解消されるかもしれません。
スイッチレーバーの交換作業
さて、この【JR九州ソニック】の症状
- スイッチレバーの折れ
- 折れた事による接触不良
- ギヤ割れ2箇所
電池を入れても、全く動く気配はない。
モーターの確認では動いたので、モーターの故障は少なくともない。
さらに、電池BOX付近の金具を調べた結果、スイッチ側につながるところで反応がなかった。
不動の原因は、『スイッチが折れた事』が原因と思われる。
モーターの取り外し
車軸ギヤの割れは見当たらない。
ただ、ゴミが絡まっている。これは最後に掃除すれば問題はない。
モーターBOXはボンドで止められていた。
ほか1箇所のネジを外して開封。
BOX左側の真ん中に、見慣れないパーツがポツンと一つ。
本来はスイッチ部分についている金具が取れて、全く違うところにある。
やはりスイッチが折れてた事によって、スイッチから先にはつながっていなかった。
あわせてギヤのチェック。
2つのギヤにひびが入っていた。
スイッチレバーの形状
スイッチレバーは少なくとも2種類はある。
写真右:左から右に段が下がるもの
写真中:右から左に段が下がるもの
たぶん、1スピードか2スピードでスイッチ形状もかわるのかな。
スイッチの脱着
ほかのBOXからスイッチを取り外す場合は手間がかかる。
すんなりと、BOXから取れてくれない。
多少無理やりとるか、ぶつかっているツメを折ると取る事が出来る。
金具が取れないように注意は必要。
スイッチの取り付けは簡単。
斜めから滑らせるようにするとすんなり入る。
ただし、間違えて付けると取るのは難しいので確認してから入れること。
いつもの交換と掃除
スイッチの交換が終われば、あとはいつものギヤ交換と掃除。
モーターのギヤをと写真のギヤの交換。
他のギヤはゴミを取り除いて、定位置にセット。
カバーを取り付けて、ネジも忘れずに閉めてからシャーシに戻す。
もちろん、車軸ギヤの掃除も忘れずに。
思わぬ不動の原因
全てを元に戻して試運転。
電池を入れて、スイッチON!
反応がない。
まだ直っていないようだ。
モーターをチェックすると、先ほどまで動いていたのに動かない。
もう一度分解し、モーターをチェックすると動く。
2回、分解と組立てをした後、原因判明。
原因は、モーターのギヤが、モーターに一番近いギヤに当たっていた為。
モーターのギヤを少しだけ奥に入れると、何事もなかったように動いている。
モーターのギヤ交換の際は、干渉しないところまで入れてあげるのがポイント。
スイッチ交換について
ほとんどスイッチの交換・修理をすることはないと思う。
手間がかかるので、今後はあまりやりたくない。
そして、もう一つ。
スイッチレバーもモーターBOXの中のギヤもそうだけど、交換の部品は売られていない。
他の車両から取ってきて修理している。
1台直すという事は、1台壊している。
なんか、ちょっと複雑な気分になる『スイッチレバー』の交換記録。