購入した不動のプラレール。
モーターの交換まで全てやったけど、動かない原因はただの電池の接触不良。
そんな間の抜けた修理の記録。
最初に確認する事は大事。
この電車、オホーツクは少し思い入れがある。
今では絶版で店頭販売していないし、リサイクルショップでもほとんど見かけない。
そんななか、やっと見つけた不動のオホーツク。
どんな事をしてでも、動くようになってもらわなければ困ります。
ただいつもの事ながら、このタイプのものも分解するのが初めてという不安材料はありましたけど。
車体からの取り外し
まずは電池BOX内にあるネジを取り外す。
カバーを少し浮かせると、『カラン』と何かが落ちた音がする。
この音は、ピンセット部分の裏に付いている、電池BOXを固定するナット。
この音がした後に電池BOXを閉めようとしても、ネジが効かず固定できない。
とても小さいのでなくさないように、電池カバーにネジ止めしておくといいかも。
カバーを取ったところで、こんな感じになる。
連結部品とゴムタイヤ交換
このタイプのゴムタイヤ交換は、ここまで外さないと交換が出来ず手間がかかる。
連結部品は、さらに裏の三角ネジを緩める事で、やっと交換が出来る手間のかかるタイプ。
BOXの取り外し
次は三角ドライバーで裏のネジを外し、モーターとシャーシを外していく。
モーターBOXを取り外すときは、2つの事に注意。
1つ目は、線を断線しない事。
2つ目は、モーターBOXとシャーシはボンドで止められているという事。
できれば先に線を外し、ボンド部分もなにか対策をしたほうが良い。
シロヤギは作業終了後に、ボンドの後に気が付き冷や汗をかいた。
ピンセットの先、左右がボンドで止められていたところ。
モーターBOX
シャーシとモーターBOXがボンドで止められていた。
その為かわからないが、モーターBOXはボンドで止められてはいない。
ギヤ側2箇所、スイッチ金具側1箇所のネジがある。
ギヤ側を確認するも、なにも詰まって、引っかかりもなく、ギヤもきれいな状態。
裏側のスイッチを確認しても、折れや部品が無い等の異常はなさそう。
モーター交換
モーター交換は、あまりしたくない。
準備するのが実はめんどくさいから。
私事はさて置いておき、ハンダゴテを暖めながら子ヤギに注意。
おもちゃを直していて、火傷なんかされたらたまったもんじゃない。
配線がモーターにつながっている部分を暖めて、サッと取り交換する。
ギヤ取り外しに使えるレール
この、ギヤの取り外しには注意。
取り外しの時、ペンチなどを使い無理な力を加えると簡単にギヤが変形してしまう。
変形したギヤは、かみ合わせが悪くなり使い物にならなくなってしまう。
不安があるならば、こんなものもある。
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ただ、直線レールでギヤ部分を挟み特に問題なしに抜けるので、シロヤギは持ってはいない。
片手でレールをなるべく垂直に持ち、反対の手でモーターを引っ張る。
横に持ってしまうと、ギヤがどこかに飛んでいってしまう可能性があるので注意。
抜けると同時に、レール内を転がって下にギヤが落ちてくる。
モーターを戻す
モーターの交換も終わり、BOXにモーターを戻していく。
戻すとき、モーターに電池からの金具をつけるのに手間取った。
先に金具をBOX内に入れて、モーターを戻しながら通すと少しは楽かな。
モーターを戻してから、配線のハンダ付け。
間違ってもモーターをBOXにセットする前にハンダ付けをやらないように。
戻し終わり電池を入れてスイッチを入れるも全く動かず。
原因がわからず、色々と見ていると電池が少し動いた。
電池BOXの隙間をよく見ると、マイナス側のプレートが全然電池に触れていなかった。
最初に確認しておけば、ここまで大掛かりな事にならなかったのに。
ナットの戻し方
電池BOXの小さいナットは、セットするのに悩んだところ。
この方法で、今後は悩まなくてすむ。
ナットを戻す位置はこの写真のほぼ中央
シャーシに6角形の形があるところ。
ここにナットを入れて、一度電池カバーのネジを締める。
上の写真の状態で車体カバーにきっちり戻して、取り付けた電池カバーを外す。
(シャーシを浮かせるとまた落ちてしまうので、浮かせないように)
最後に本体とシャーシのネジを止める。
これで、ナットが途中で落ちることなく無事に戻す事ができる。
とても遠回りをして、やっと走らせることができたオホーツク。
途中旭川を通過し、札幌~網走まで約5時間30分かけて走っている汽車。
お土産のクリアファイルで『これ乗った電車だよ。』と子ヤギと話をした。
DVDにオホーツクが出ると、その度に『お父さんが乗った電車だね。』と、嬉しそうに教えてくれる。
そんな子供との会話の記録。