モノレールを除き、レールの上を前進する事しかない現行のプラレール。
古いタイプのプラレールには、リバース出来る物があった事に驚いた。
ただし、リバースさせる為には専用のレールが必要。
車両について
- EF66 おうふく
- 販売年:不明
- 前スイッチタイプ 1スピードタイプ
- 単2電池1本使用
車両状況
購入時は、スイッチを入れてもモーターは動かない状態。
しかし、モーターの動作確認をしたところ、モーターは動いたので、接触不良が原因で不動となっている可能性が高いと判断。
修理作業
古いプラレールの修理はとても難しく、出来ないものもあるので修理はお勧めしない。
そして昔のプラレールは、メーカーに依頼しても修理は受け付けてくれない。
【修理に出したプラレールは古すぎて残念ながら直らなかった】
たまたまちょっとしたメンテナンスで今回は動くようになってくれたので、とてもラッキーだった。
使用した道具
- デジタルカメラ
- ドライバー
- 紙やすり
- ゴムホース 内径5mm
金属プレートを磨く
モーターは元気でも、接触不良により動かない事は時々ある。
例えば、電池と接触する部分が錆びているとか、スイッチが壊れているとか。
100円ショップで購入した、数種類の番手が入った金属用の紙やすり。
この中の240番を使って、やさしくマイナス側のプレート部分を磨いた。
磨く前の写真がなく分かりにくいが、プレートの中央部分を軽く研磨。
これだけの事で無事にスイッチを入れて動くようになった。
注意
数字の小さいもの(目の荒いもの)を使うと、傷がついてしまい錆びやすくなる。
手間がかかっても、目の細かいものを使い丁寧に磨くのが良い。
今回使用した240番でも、荒いと感じた。
モーターBOXの分解は難しい
今回の不動の原因が接触不良であったため安心した。
モーターが壊れている場合の交換はとても困難。
別記事とするが、他の車両のモーターBOXを試してみたが壊してしまった。
車軸(車輪)部分
旧動力タイプは、現行タイプとは違う動力の伝え方をしている。
ギヤ割れの心配がないが、ゴムが劣化してしまうと走行にとても支障がある。
硬化した古いゴムを取り除き、試運転してみたがほとんど動かなかった。
やはり、この部分にはゴムが必要。
代用品
昔はこの部分のゴムも、『摩擦ゴム(小)』と言う名前で販売されていたらしい。
この部品があれば一番良いが、あっても同じく硬化・劣化して使えなさそうなので代用品を探した。
サイズは約5mm。
東急で、内径5mmのホースを10cmで20円程度のものを購入。
これを適当な長さに切って付ければ、動力を伝える部分の作業は終了。
ただ、ホースをモーターBOXに付けてしまうと動かないので、少しだけ隙間を開けると良い。
作業終了
無事に動くようになり、またレールに戻すことが出来た。
この不思議な動きに、子ヤギはとても驚いて喜んでいた。
色々なプラレールがあってまた少しだけプラレールが好きになった、EF66おうふくの修理記録。