ふらりと立ち寄ったリサイクルショップで見つけたボロボロのプラレールの箱。
北陸新幹線-あさま開業記念セット。
今から18年前には、こんなセットも発売されていたのですね。
箱は見たとおり、セロハンテープで補修されていて、お世辞にもきれいな状態とは言えない。
しかし箱を開けて中を見てみると、年代のわりにはきれいな状態で驚いた。
中の発泡スチロールに目立った欠けはなく、定位置と思われるところにきれいに収まっていた。
セット内容
商品名 | 北陸新幹線 あさま開業記念セット |
発売日 | 1997年 (プラレール超図鑑より) |
当時価格 | 4,800円 (付属値札より) |
部品名 | 付属数 |
北陸新幹線 (あさま) | 3両 |
L特急 (あさま) | 2両 |
直線高架レール | 1本 |
曲線高架レール | 8本 |
橋脚 | 8個 |
直線レール | 1本 |
曲線レール | 8本 |
片架線 | 8本 |
パネルステーション (ストップベース) | 2個 |
パネルステーション (窓パネル) | 8個 |
パネルステーション (屋根) | 2個 |
パネルステーション (カンバン) | 1個 |
ジョイント部品 | 1個 |
橋脚の違い
まず最初に「あれ?」と思ったのが、橋脚。
昔の仕様なのか、これだけの仕様なのかわからないけど、現行タイプと違う。
(橋脚:左上と一番右が現行タイプ)
このセットの橋脚は、高さが低くて幅が狭い。
その為、橋脚の下はプラレールが通過することは出来ず、立体レイアウトを組む事はできない。
大きさが全く違う為、重ねて使用することも出来ない。
高架曲線レールの違い
一番の違いは、両凸となる部分が真ん中についている。
それもそのはず、高架レールは、両端とも凹になっている。
さらに、曲線高架レールは、現行のタイプよりもRが広くなっていた。
複線曲線レールの外側よりも広い。
(上がセットの高架曲線レール2本。下側が現行の高架曲線レール2本)
裏面は、レールの溝にはなっていなく、プラレールが走る事は出来ない。
また、橋脚に乗せたときの厚みが違うのでつなぐ事も出来ない。
直線レールの違い
直線レールも同じ
高架直線レールも同じで、両端が凹となっている。
違うのは、今販売されている曲線の駅(踏切)と同じような両端が凸ジョイントが付属している。
(レール中央に凸のジョイントパーツ)
古い物の事は知らないけど、この頃からすでに、凸のジョイントを付属させるという事があったことにびっくり。
組立て式ステーション
きっと、今この組立てステーション方式だと、クレームが殺到しそうなほど強度がない。
2階部分を組み立てている最中に『折れた』と思ったくらい弱い。
緑板のストップレールのくぼみに、1枚当たり2箇所の凸を差し込んで組み立てていく。
斜めから力がかかればすぐに折れそう。
残念ながら、ステーション上の看板は欠品。
今では駅に当たり前のように付いている、プラキッズの足場。
窓パネルで隙間が無い為、このステーションには置く為の足場は付いていない。
L特急【あさま】
状態は5段階で3
これは、サウンド連結と違い、2両編成。
交換具合は不明だけど、ゴムタイヤの劣化もなく、連結部品の破損もない。
なによりも、動作時の異音もなく、ギヤが割れている感じは全くしない。
ただ1箇所動力車右前の部分にプラスチックのよれがある。
(写真は未清掃状態)
E2系(あさま)
状態は5段階で4
現行販売されている、【S-08 E2系新幹線(連結仕様)】と同じなのかな。
車体下半分の青い部分の塗装は、結構濃い。
これも同じく、ゴムタイヤの劣化、連結部品の破損は無い。
また、動作音も静かで、ギヤ割れを感じさせる音はしない。
たまたま見つけたチョッと嬉しいセット。
子ヤギに狙われているけど、もう少し押入れにしまっておこうかな。
そんな、昔のセット内容を教えてくれる【あさま】の記録。