オチビ2人はプラレールからNゲージへ

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モーター故障のゆふいんの森を修理-モーターとギヤの交換

約 5 分
モーター故障のゆふいんの森を修理-モーターとギヤの交換

修理・交換内容は、以前直した『あさま』とほとんど同じ。
唯一違うのは、モーターのギヤのではなく、違うギヤが割れていた不思議な状況だった事。


現行のものは車輪がグレーで、モーターBOX等の仕様が変更されているかもしれません。
※手元に現行型が無い為未確認です。

車両状況

今回修理を行ったのは、黄色い車輪のゆふいんの森。
プラレール超図鑑によると2003年製(グレー車輪)。2スピード型で単2電池を1本使用。

購入時の状況

動作不可で、購入価格は324円。

プラレール ゆふいんの森

電池を入れ動作確認したが動く気配はない。
接触不良も疑い、『修理交換は不動原因に見当をつけてから作業する』の方法で確認したが動かない。

その為、接触不良ではなくモーターの故障と考えモーター交換を行う事を前提に作業を進めた。
また、隙間からギヤが割れているところも見えたのでギヤの交換も行う。

なお、修理はメーカでも受付けています。
メーカ修理は有償ですが、壊れる事や怪我することはありませんのでメーカ修理を強くお勧めします。

使用したもの

使用したものは下記の通り。

  • カメラ
  • プラスドライバー
  • ピンセット
  • はんだごてセット

修理工程

モーターBOXの取り外し

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まずは、車体裏側にあるネジ2本の取り外し。

シャーシに付いている金属プレートに注意して、モーターBOXをシャーシから取り外す。

車軸ギヤも割れていたので、この部分も交換が必要。
プラレールの場合、ギヤが割れていても走行できる事が多いが音はとてもうるさい。
モノレールは走行できなくなるので、走らない場合はギヤが割れている可能性もある。

モーターBOXの開封

モーターBOXの横にあるネジ1本を取りはず。
ネジを取っても、ツメでかみ合っているのですぐに開く事はない。(ツメが割れていなければ)

このタイプのBOXは2箇所でツメがかみ合っている。
それぞれを外してゆっくりと外していく。
勢いよく外すと、中のギヤが飛び出し場所がわからなくなってしまったり、ギヤが行方不明になる可能性もあるので要注意。

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バネの使い道は不明だが、必要なものである事には間違いないので、紛失したり折り曲げたりしないように注意。

モータープレートの取り外し・交換

モーターBOXからプレートを取るときも注意が必要。
2箇所に小さなツメがありプレートを止めているので、ピンセットでずらして取る。
無理に取ろうとすると、プレートが折れたり曲がったり破損の恐れがある。
モーター横のおもりを一度取り外すと若干取りやすくなる。

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金属プレートは、ハンダで接着されている。
はんだごてを使わないと取れないし、写真のように大盛りになっている事があり手のかかる工程。

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金属プレートを取り外して、交換用のモーターとギヤを用意。
用意したモーターは、108円電車のモーター。
ギヤは、8歯のギヤを用意した。
金属プレートについていたビニルテープは、はんだごての熱で少し溶けてしまった。
プレートは熱くなるので、金属プレートは絶対に持って作業をしないように。
また、冷めたのを確認してさわること。

ギヤ部分

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ギヤは4箇所の決められた場所にセットされている。
正しく戻さないと、ギヤ・BOXの破損にもなるので、開封時に写真を撮っておくことをお勧めする。

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このギヤは割れていることが多い。
走行には問題は無いが、割れていると非常にうるさい。
代替のギヤはもちろん販売されておらず、他のプラレールから割れていないものを探してくるしかない。

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代わりの部品があると言う事は、潰してしまったプラレールがあるという事。
この部品が割れていると、とても切なくなってくる。

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交換が終わったら、ギヤ周りのほこり等を取り除きギヤを元の位置に戻す。

ギヤBOXを元に戻す

ギヤBOXを閉じる時はとてもイライラする。
反対側のカバーにも穴が開いており、その場所に入れなければならないがなかなか入らない。
ピンセットを使い、ギヤの軸を調整しながら入れてあげるしか方法はない。

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ここのネジはとても忘れやすいので確実に閉める事。

修理終了

モーターの交換とギヤの交換は以上で終了。
動作確認をおこない、問題なく動けば作業は無事に終了。
もし、動かない場合は、再度開封して不具合の調整。

修理後の不動時の確認場所

モーターが動き電池残量がある事が前提。
なお、実際に経験した内容であり、これ以外の原因がある可能性もあります。

金属プレートはそれぞれがきちんと付いているか

動いたり止まったりする時は接触不良の可能性が高い。
電池からのプレートとモーターと接触しなければならないところがきちんと付いているかを確認。
とくに、はんだ付けしていない所が接触していない事がある。

モーターに取り付けたギヤが他の場所に当たっていないか

BOXにセットすると動かなくて、BOXから取るとモーターは動く場合はこの可能性が高い。
モーターに取り付けたギヤが、BOXや違うギヤに当たっていないかを確認。

作業の注意
怪我や事故には十分注意。
カッターやはんだごてを使う場合は特に注意が必要。
プラレールを直すのに、怪我や火事になってはとても困る。
また、子供のおもちゃを直すのに、子供に怪我をされては非常に困る。
子供がいない時間帯や、近くに来ないように細心の注意を払う。

修理はメーカで受付けています。
どうしても直したいものは、まずお客様相談室に電話をしてみる。